おおだて のぶひろ(大舘 信広)
聴覚障害者
生年月日:昭和34年7月16日
出身地:茨城県

学生時代に8mmフィルムを撮り始めるが金欠のため、1年足らず飽きてしまう
1987年 聴覚障害者演劇サークル「川崎小劇場」旗揚げ
1994年 知人が制作したビデオムービーを見て自分も作ろうと決意し演劇仲間によって「背後」監督デビュー。
1995年  TVドラマ「星の金貨」「愛していると言ってくれ」に対して手話の表現が違和感を感じ、
           自ら聴覚障害者仲間を集めて初のデジタルムービー「過去は今」を制作。
2001年 エンターテインメント向けの映画制作を目指して 「デフムービーエンターテインメント プロディア」結成



待望の「寄りびと」DVDビデオリリース!

2011年製作した聾映「寄りびと」とは、頼みとして身に寄せるところや人のことを言う「寄る辺」をアレンジした造語。
現実を受け止められない心の葛藤さを演じる、彷徨い役の善岡修、幽霊役の直井貴司の二人の息遣いをぴったりと捉えた映像となっている。江戸風緒のこる隅田川に、建設中の聳え立つ東京スカイツリーのアングル、その下で、災害時でもお互いに助け合う日本人の心・美学をもとに、下町の人情と愛情を描く。(作品については作品の紹介
10年前公開されたアフロ山本が演じたデフユーモアドラマ「静かなラーメン屋」も特別付録!撮影現場のメイキングが見ものです。
個数限りなのでお早めにどうぞ
発売記念として4月末まで送料無料サービス!
・寄りびと30分、メイキング12分
・静かなラーメン屋9分、メイキング10分
価格 1,800円(冊子付き)
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■第13回さがの映像祭
1月28日(土)、29日(日)京都の同志社大学寒梅館で第13回さがの映像祭が開催されました。
晴天に恵まれたおかげで、2日間合わせ300名を超える参加者がありました。私は審査員及び実行委員として参加しました。
28日は、今村監督の「Start Line」の上映、及び劇団あしたの会「昨日 今日 明日」舞台演劇。
29日は、映画「函館珈琲」上映と脚本家のいとう菜のはさんのトークショー。
「函館珈琲」は、函館港イルミナシオン映画祭で2013年度シナリオ大賞函館市長賞を受賞したシナリオを映画化にしたもので、函館港イルミナシオン映画祭実行委員会主導で製作した作品です。この作品は、もともと字幕が入っていなかったため、いとう菜のはさんにろう者のための字幕テキストを作ってもらい、スクリーンの右端に字幕用プロジェクターで投影する方法で実現できました。音声と合わせながら字幕のタイミングがややズレてしまいましたが、これは予想通りであって大きな違和感とかはありませんでした。
函館の情緒と住人たちの絡みに深煎珈琲と同様、時間をかけてコクのあるストーリーになっています。しかも珈琲のようなしっとりとした映像が印象的でした。
まるで珈琲の香りが会場にじわっと漂いり、何気なく飲みたくなりました。
上映後は、いとう菜のはさんと京都シネマの横地さんのトークショー。製作の流れや撮影現場の裏話など楽しく聞かせて頂きました。
応募作品は14作品があり、審査員による大賞は田原里絵「パラトライアスリート 中田鈴子選手」。
ろう映画賞の頂点である「深川勝三・睦賞」は今井彰人さんの「父」です。参加者が選ぶ大賞も今井彰人さんの作品が選ばれました。
今井さんは20代と若く将来が期待される人材であって今後の活躍が楽しみですね。
映像祭のロビーには、「聾映」と「深川勝三」の展示ブースを設けました。
昨年のときは、展示ブースもなくて何となく寂しい雰囲気でしたが、今回は、たくさんの写真を貼ったおかげで映画イベントにふさわしい展示となりました。
展示ブースに協力頂いた映像祭実行委員会の皆さんに心から感謝します。
来年度に向けて様々な企画を考えながら進めていきます。

  

■2017年1月1日
新年おめでとうございます。
昨年は、ご一方ならぬご声援を賜り、厚くお礼申し上げます。
今年も、ろう者と共に楽しめる映画エンターテインメントを目指して参りますので、
引き続きご声援のほど、宜しくお願い申し上げます。

■2016年12月23日
先日、「STARWARSローグ・ワン」を観てきました。場所は、東京有楽町のTOHO日劇。
「ローグ・ワン」は、スターウォーズエピソード3と4の間で展開するストーリーです。
雑感。
スターウォーズの固定的な概念が逸れたようで、肯定的でも否定的でもなく、
なんとも言えないほどの複雑な心境でした・・・。

今から38年前1978年6月24日はスターウォーズ(エピソード4)の初公開日。
その時、私は18歳。初めてのSTARWARSで興奮したものでした。
鑑賞は、奇しくも同じ有楽町の日劇。日劇の正式名は「日本劇場」で現在のTOHO日劇とは全く違っていました。
アールデコ調の美しい建物で、かなり古く、日本の代表的な劇場でした。
日曜日の朝一番で行ったのですが、前日からの客がいたらしく、朝6時なのにすごい行列!
今のように完全な指定席制ではなく、開場時刻になると客たちは必死にダッシュ!私も負けじと席を押さえたものです。(笑)
ベストな席を確保できたが、初日もあって通路も端もみな立ち人ラッシュ。
席の数はいくつあっただろうと、ウィキペディアで調べてみたら、なんと4000席!
立ち見の人も含めると、4,200人も観たことになります。
開演時間になると静かにスルスル幕が上がり、大きなスクリーンが登場!
皆が、ワクワクするこの瞬間!「さぁ、始まるぞ!」と視点集中、気分高揚のファンファーレ。
今の映画館は、殆ど幕が無いですね・・・。当時は開演後、必ずニュース映像が出ていたんです。
当時は入れ替えがなかったので3回続けて観てしまいました・・・
そういえば、日劇の近くにあった「テアトル東京」という伝説的な映画館がありました。
「シネラマ方式」という湾曲のスクリーンに3基の映写機を同時に投映する方法でテアトル東京と大阪のOS劇場だけしかない
システムでした。今でいう”昭和のIMAX映像”みたいな物です。
テアトル東京でSTARWARS鑑賞の時、SF映画の金字塔である「2001年宇宙の旅」のリバイバル上映予告が出たのです。
小学3年の時、映画の雑誌で見た「2001年宇宙の旅」ワンショット写真の記憶が蘇りました。ああ、やっと見られるんだという、感激、センセーショナルな気分が沸いたものです。
この「2001年宇宙の旅」鑑賞のきっかけで、”映画”というものの論理的な価値観を持つようになりました。

STARWARSローグ・ワン
 限定版のパンフレット

左の画像は日本劇場で鑑賞した「スターウォーズ」のパンフレット。(1978年 初版)
右の画像はテアトル東京で鑑賞した「スターウォーズ帝国の逆襲」のパンフレット。(1980年 初版)
20年ほど前は大作のパンフレットには映画館名が入っていて、それが記念になっていました。館名入りのパンフレットは劇場の買い取りになるため、パンフレットが売れなくなってくると、売れ残りが出ることを考えてどこも名入れをしなくなったようです。

さて、「STARWARSローグワン」で驚いたのは、ターキン提督役の名優ピーター・カッシングさんが出ていたこと。というか、ピーターさんは1994年に故人となっています。はて、CG駆使で再現か?と思ったら、フェイクでした。
つまりそっくりさんが演じていたのでした。たぶんCGではなく、特殊メイクで施しただろうと思います。それほど、そっくりでした・・・。
それに、レイア姫役も別人が演じていたので、また驚く!(笑)
ローグワンの主役、ジンが死んでしまったとは意外でしたが、映画を観て理由があることに納得・・・。
後は、ネタバレになるので、スクリーンで楽しんで下さ〜い。